
2区分・3区分・4区分
二区分とは
プラスは能動的
マイナスは受動的
サインは牡羊座からプラス→マイナス→プラス→マイナス→...と、順番に変わっていきます。
関心やエネルギーの向きが外に向かって出てゆくか、中に向かって入ってゆくかが二区分になります。
プラス(男性)とマイナス(女性)は対で存在し、東洋の陰陽に当たる
陰に比重が来てはまた陽に傾き、陽に行っては陰に戻るのが自然の摂理
男性星座(サイン)
牡羊座、双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座
外向的、能動的、積極的、陽性、アウトプット、供給性、プラス、表面、自己実現、男性的、自己中心的、自己表現的、 などを意味します。
女性星座 (サイン)
牡牛座、蟹座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座
内向的、受動的、消極的、陰性、インプット、受容性、マイナス、裏面、自己の抑制、女性的、他者中心的、模倣的、敏感性などを意味します。
後述の四元素のうち、火と風が男性星座、地と水が女性星座
男性星座が積極性や変化、勇気と理論、論理、情報、知恵を担当して、女性星座が感覚、快不快や現実感と感情、情感、霊感などを担当
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三区分とは
活動宮
固定宮
柔軟宮
活動性質、行動形態による三分類
サインの成長段階を観ると、季節の移り変わりになり4季を当てはめると解りやすい
春の始まり(活動)・・・お羊座
春を継続(固定)・・・おうし座
春を手放し夏を受け入れる(柔軟)・・・双子座
夏の始まり(活動)・・・カニ座
夏を継続(固定)・・・獅子座
夏を手放し夏を受け入れる(柔軟)・・・おとめ座
秋の始まり(活動)・・・天秤座
秋を継続(固定)・・・さそり座
秋を手放し夏を受け入れる(柔軟)・・・いて座
冬の始まり(活動)・・・やぎ座
冬を継続(固定)・・・水がめ座
冬を手放し夏を受け入れる(柔軟)・・・魚座
この活動形態で分けると、サインは活動、不動、変通・柔軟の三つに区別出来る
活動宮(Cardinal)
牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座。
活動、活発、出発、運動、を表します。
自分の考えを優先し、新しい事を始めたり、スタートを切る事が好きです。
自分から率先して動き始める性質の象徴であり、結果的に外から見ていると、活動的、積極的、自発的で時には攻撃的にうつります。
強い自意識や自己主張、指導力、迅速、即断即決、決断力などの要素を持ちます。自分の活動について、オンオフの切り替えスイッチのある星座です。
責任を担ったり、指導的な立場に立つ事を好みます。
新しい事を始める、新しい場所に飛び込む、状況が不明瞭でもそれなりにまず行動を起こせる、と言う事については活動星座が一番抵抗感を持たずに、積極的になれます。
活動星座は物事のネガティブな面よりもポジティブな面に目がいけるので、その意味ではプラス思考でもあります。その自己発現の機会が取り上げられてしまうと、反対に一番ナーバスにもなりやすいですが、普通はその状態自体をまた切り替える能力を内包しています。
考えるよりはまず動く...と言う感じで、スタートダッシュはしますが、ダッシュをかけた後の、持続力はそれほどではありません。同じ事の繰り返しには一番苦手で、飽きるとまた新しい視点を探します。
牡羊座 個人で活動
蟹座 グループで活動
天秤座 社交で活動
山羊座 社会で活動
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不動宮(Ficsd)
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座。
不動、安定、維持、定着、抵抗を表します。
自分の考えを優先し、今ある物を維持していったり、現状を保守する事が好きです。
現状を維持したり、すでにある物により良い状態にする事の象徴であり、結果的に外から見ていると、不動的、消極的、保守的で時には防衛的にうつります。
他者中心的なのは変通星座で、固定星座は活動星座と同じく中心は自己の方にあります。ただその性質が、変化か保守かの違いです。固定星座は保守したい自己が中心になっています。
結果的に職人気質や頑固、物事に対するこだわりが強いような印象になります。持久力、持続力、忍耐力、抵抗力、蓄積、継続などの象徴ですが、必ずしも変化を一切しないと言う意味ではありません。まったく未知の方向に始める事に、抵抗感があるだけで、例えば今あるものの基本的な性質は変えずに、より良い形にコツコツ改良を加えるなどは固定星座は得意です。
決断には時間がかかりますが、一度決めたら簡単にはあきらめずにがんばります。
牡牛座、物質を保守
獅子座、自己表現を保守
蠍座、 信条を保守
水瓶座 ライフスタイルを保守
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柔軟宮(Mutabl)
双子座、乙女座、射手座、魚座。
柔軟、変化、適応、対応を表します。
他人の考えを優先し、それに対応したり、外界の状況にあわせるのが上手です。方向性が違うだけで、活動星座も不動星座も、自己中心的といえば自己が中心です。そしてその分類で言うのなら、柔軟星座がいわゆる他者中心的と言えるのですが、自分が変わるとか、自分が無いとか言う事では無く他者優先的といった方が、より近いかもしれません。
まずオンオフのスイッチは相手を見てから、それに合わせて切り替えようとしたがる星座と言う感じです。状況にあわせて動き始める性質の象徴であり、結果的に外から見ていると、順応的、対応的、流動的であわせ上手である一方、主体性がなく、周囲に流されやすく見えたり、なんだか優柔不断に見えたりもします。
受動的、調和的、臨機応変、変化、適応、柔軟性、多芸多才、などの要素を持ちます。
間を取り持ったり、合わせたりするのは上手ですが、自分があまり表舞台に出たり、先頭に立つ事、責任に対しては、比較的ネガティブなイメージを持ちやすく、大きなプラスが手に入るかもしれないけれども、大きなマイナスの危険もあると言うような状況では、プラスを犠牲にしてでもマイナスを回避したがります。
よりネガティブな面に注目して、リスク回避してあわせていけると言うのは、大失敗の可能性も少ないです。
悪く出るとマイナス思考になったり、忙しく動き回る割には、自己の達成感のような物が感じられない、自己矛盾に陥るなども起こりかねませんが、普通は適応力が高く、人とのコミュニケーションやサポートに能力を発揮します。
双子座、情報に柔軟
乙女座、仕事に柔軟
射手座、思想に柔軟
魚座 人情に柔軟四元素
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四区分とは
4元素の性質(火土風水)分類
西洋占星術では物を基本的な4つの元素に分けます。火、土、風、水の四元素に象徴される、四つの状態や性質があると考えます。四元素はタロットの小アルカナなどにも対応するとされていますが、これはユング心理学などで言うところの
直感(火)、感覚(土)、
思考(風)、感情(水)の四つのタイプと重なります。
黄道十二星座ですから、それぞれ三星座ずつ各要素に当てはまります。
また、元素は四つですから、男女二区分で分けると火象サインと風象サイン(直感と知性)が男性星座で、地象サインと水象サイン(感覚と感情)が女性星座になります。
火のエレメント
火の星座 牡羊、獅子、射手座
火=直感、精神。
直感と精神、また底に付随する創造、行動、衝動、情熱。
男性的で積極的な情熱。想像と破壊。明るく陽性な行動原理で直感的。
精神性、創意工夫、アイディア、情熱、野心などという要素を持ちます。
燃える炎に象徴されるエレメントであり、高い理想や志、精神性、また楽天的な野心、勇気などを表します。火だけが触れる物を積極的に変える性質を持っています。直接火に触ったら火傷してしまいます。時には攻撃的や侵略的にまでなったり、破壊エネルギーにもなりますが、その事が裏返せば創造を生んで、新しい物を作りだし、求めて、停滞を打破してゆきます。瞬間のひらめきと独自の情熱性を持ち、そのために追従よりは先頭に立ったり、自分で切り開く事を望みます。
火が燃えた後には残らないように、短い時間で燃焼すると、感情的な尾は引きにくいサインです。自分も燃え上がり、周りも暖めて、燃え尽きた後には後腐れを残さず、カラッと元通り、再び静寂します。
クリエイティブな直感が発揮する牡羊座
創造的な情熱に象徴する獅子座
深遠な精神性を織り成す射手座
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土のエレメント
地の星座 牡牛、乙女、山羊座
地=感覚、物質。
感覚と物質、またそれに付随する堅実、安定、現実。
女性的で受動的な感覚、現実主義。実際的で、物事と物質を、感覚と快不快で判断します。五感、実利、努力、目的意識、堅実、固定的、頑固といった要素を持ちます。
地に象徴されるエレメントで、これは四元素中、唯一形があってつかめる物です。
地は自分からは動きません、他の物に関わりませんが、触れればがっしりした感じが伝わったり、暖かかったり、サラサラならその気持ちよさがわかったりします。
地の星座群だけが、その大地に象徴される物質性、具体性を持っており、感覚を使って、物質からの情報をキャッチしてゆきます。そのため現実的で実際的、用心深く、努力や持久力はありますが、判断基準は抽象的な観念や理屈ではなく、
実際に見て触れて、確かめてそこから感じ、受け取れる、五感の感覚での快不快の判断になります。
感覚吸収能力が発揮する牡牛座
それを現実的に分析する乙女座
堅実な実利、目的に還元してゆく山羊座
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風のエレメント
風の星座 双子、天秤、水瓶座
風=思考、知性。
思考と知性、またそれに付随する知識、情報、理論。
男性的で能動的に知性を重んじ、理論、情報、客観、物事の分析や話す事を好みます。知識、情報、知性、論理的、自由奔放、冷静、広く浅い交際、やり取りなどという要素を持つ風に象徴されるエレメントです。
風は地の反対で決して直接は見えず、触れる事も出来ません。でもその見えず、つかめない風によって、色々な物が運ばれて来たり、色々な事がわかったりもします。
見えない物のうちの男性的な部分が、風象サインのエレメントです。
さわやかで自由奔放、知識、知恵、理性、論理を司る、社交性のサインです。
風象サインは実体がなく、身軽で進退はすばやく、人の間を渡り歩いて情報をキャッチして分析、知恵と理性で道を切り開き、物事の裏や本質を探り当てます。
形の無い知恵や情報といった物に価値を見出し、またその重要さと探求を一番出来るサインですが、バランスが崩れると反対に情緒や現実が軽視されたり、理論倒れになる側面も持ち合わせています。
会話や情報収集能力を発揮する双子座
それを社交や美意識に活かして行く天秤座
知恵を活かして個性的な発現に還元していく水瓶座
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水のエレメント
水の星座 蟹、蠍、魚座
水=感情、情感。
感情と情感、情緒、主観、フィーリングから霊感などの、気持ちの動き、好き嫌いの感情を重視します。
自由自在に姿を変えて、浸透してゆく水に象徴されるエレメントで、情緒、感情を優先します。優しく同情的で、風象サインの反対で、狭くても深い関係を好みます。見えない物のうち受動的で女性的な物、受け入れる物、合わせる物や、合わせるために自己が変化する物の象徴が、水象サインです。また水は温度に合わせて自身が水、氷、水蒸気へと変化します。
感覚的、直感的、感情、霊感、流動的、秘密性などという要素を持ちます。
ただ自己発現する火の直感に比べ、水の直感は自己の内なる声に耳を澄ますような感じ、理論の対極の意味の直感であり、具体性から来る地の感覚に比べて、水の感覚は心に根ざした物です。
水に水滴が落ちれば、いっせいに波紋が全体に広がるように、豊かな反応力や感応力を持っていますが、一方でよどめばそれも全体に広がるように、他動的で、影響や同様も受けやすいサインです。
海には穏やかな日も大波が荒れ狂う時もあります。水は潤いを与える物、無くてはならない必要な物、大切な物である一方、大波となれば全てを飲み込み破壊する、激情の象徴でもあります。
四元素中、自らが最も変化する物、それによって印象や様子が変わる物が水象サインです。
感情豊かな同情心を発揮する蟹座
一つの対象に掘り下げて感情移入できる蠍座
対象を広げてより芸術や霊感の世界にも感応する魚座
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